外科手術に想いを馳せる
こんばんは。
最近、悶々と考えていたこと。少し頭で整理されてきました。
韓国美容ブームに牽引されるように、
日本でも美容治療が世の中に広く認知される様になりました。
そして、今年は、事もあろうかコロナにも牽引されて、さらに美容ブームとなった気がします。
言わずもがな、ですが、
マスクで隠れるから、今ならダウンタイムも気にしない!と言う人が増えています。
先日のホンマでっかTVでも美容治療がテーマにされ、ランキング形式で人気の施術が紹介されていました。
当院でも人気のハイフも上位にランキングしてましたね。
そんな中でも、一位が人中短縮。
鼻の下で皮膚皮下組織を切除。
鼻と唇の間を縮めるオペです。
人中短縮のオペが出始めた時にそのオペの写真を見て驚いたのを覚えています。
そんな所に傷入れちゃうんだ。。。と衝撃😢
タレントさんや、整形YouTuber達が人中オペして垢抜けた写真を出すと、
一般人でも、真似がしたくなるのか、オペをするのに抵抗がなくなる様です。
以前は目の手術でも、人にバレない、ダウンタイムも少ない、と埋没が主流でしたが、
今では、最初から、切開してもらうつもりで来ました、という患者さんが増えてきました。
要望はされても、私はメスをいきなり入れるのには抵抗があるので、結局埋没からスタートする方が殆どです。
少しそれましたが
メスを入れるのは最終手段なのです。
メスを入れるかどうかと考える時は2つ。
1 メスを入れる以外、手段がない場合、
または、
2 メスを入れて傷を使ってでも、期待される結果が、傷ができる代償よりも、いいと判断した時。
さわこクリニックのドクター陣3人は大学病院の形成外科で必死に形成外科を学んでいた経験がどうしてもベースにあります。
ヤケド、先天奇形、交通事故。。。
どうやったら傷が目立たないか。
そこに向かって、討論がなされ、最適な手術を見出していく作業の日々でした。
だから、
いくら、流行りの顔だからと言っても
傷を簡単に使ってしまうのには大きな抵抗を感じます。
限りなくスカーレス。
美容外科の分野でも、限りなくスカーレスなオペ、沢山あります。
スカーとは、scar、日本語で瘢痕の事です。
スカーレススカー。いつも教授が言ってた言葉思い出します。
スカー(瘢痕)レス(のない)スカー(瘢痕)
瘢痕のない瘢痕
うーーーん。
奥深いでしょ。
瞑想じみてるけど、コレ、私達の根底にある思想です☘️☘️☘️☘️☘️☘️☘️☘️☘️