腋臭症手術
今日は蔦先生と2人体制の日。
いつもより、手術も多めに入れることが出来ます。
一例目は顔のアテローマ摘出術、二例目は耳の先天的変形の皮弁による形成術、三件目は腋臭症でした。
ざ・形成外科外来手術って感じの1日でした。
腋臭症手術は、保険適応の皮弁法のみ行っています。
アポクリン腺をつけた皮弁を挙上し、直視下にアポクリン腺を剪刀にて除去していく、古典的手術です。
脇は、なにせ、出血との戦いです。
止血が甘いと血腫を形成し、皮膚壊死に至る、患者さんにとっても、術者にとってもとても辛い経過をたどります。
ですので、止血も、結紮、電気凝固を丹念に行いますし、皮弁が浮かないようにアンカリングもたくさんかけますし、最後には、タイオーバー固定をして、血腫を予防します。
これは、大阪で浜口クリニックに勤めていた時に、浜口院長に、叩き込んでもらった方法です。
この方法だと、滅多に血腫を起こすこともなく、何より、臭いの再発もほぼ皆無と言っていいと思います。
この季節、脇のご相談が増えてきました。
少し臭いが気になるからといって安易な気持ちでするような手術では無いので、適応の有無は念入りに調べてからになります。
診察室でのガーゼテストで臭いが出ない人には、前日に来ていた下着をジップロックに入れて持ってきてもらっています。
2度手間が嫌な人は、初診時に、臭いのついた下着持参だと事がスムーズに運びますね。⬅️未だかつて、そのような方はいらっしゃしませんでしたが。
木曜日だけは、両側同時にもオペ可能にしてもいいかなぁと思っています。
ただし、片側の時に比べて、両側手術だと安静が保ちにくいので、
ご家族の全面的協力が得られる方のみですね(*^^*)
ご相談があれば、どうぞ(*^^*)