目の手術について その②
前回の記事に関して、患者さんからもたくさんお声を頂きました。
ありがとうございます。
今日もまた その辺のお話です。
昔、私が研修医だったころに
当時の助教授がされていた話です。
若い娘さんで二重瞼(ふたえまぶた)にしたい というご希望があり
その先生が執刀し、きれいな二重瞼になった と。
本人も希望が叶い とても喜んでいたのに
1ヶ月後に外来受診し、元の目に戻してほしい と
懇願してきたそうです。
だれが見てもきれいになってるのに なぜ?? です。
話をよく聞くと 彼氏から もとの腫れぼったい一重まぶたが好きだった
と言われたから とのこと。
皆さんも これによく似た経験をしたことあると思います。
、、、いえ 手術 という意味ではありません。
気に入って買った洋服を 家で見て見て!
と親 姉妹に見てもらった時の反応が
いまいちだった時に(辛口な我が家では ボロクソに言われることが多かった(笑))
急に トーンダウンしてしまった経験ありませんか?
年を重ねた今なら
私が気に入ってるんだからいいでしょ!
と堂々としたもんですが
もっともっと若かりしころには
あ~あ~ とがっかりしたこともありました。
そんな感じで
やはり 若いころには 周りの目や意見に流されやすいもの。
自分が気に入っても 周りの人に
その目 どうしたん? とか言われると
動揺してしまいます。
なので 手術するなら 家族 友達 彼氏彼女 などにも
受け入れられる手術の方がいいと思います。
私は必ず 御家族の方の意見も聞いているかどうか
確認しています。
それと 重要なことですが
一度つけた ふたえの線を もとに戻すのは 至難のわざです。
技術的に とても高度な技術を要します。
だから 安易な手術はお勧めできません
というお話でした。
またまた 長文 おゆるしを!