美容外科は、病気ではなく美しくなることに主眼をおいた分野であります。
悪いところをとったらそれでおしまい、というのと違い、結果の良し悪しが一目瞭然であるため、実は、非常に難しい手術だと、私は思います。単にふたえまぶた、といっても人の好みは千差万別。
患者さんの好み、要望をしっかり聞いて、手術方法などプランをたてて、信頼関係が成り立ったら、手術へと向かいます。
日本美容外科学会の正会員になる条件として、形成外科専門医であることがあげられていることからも、美容外科手術は、形成外科のトレーニングを積んだ医師に任せることをお勧めします。
髪の毛ぐらいの細さの糸を使って、二重の線を作る方法です。
ほとんどキズは残りませんし、手術後に元に戻したければ、糸を抜糸することで元のまぶたに戻すことができます。
まぶたが厚ぼったくて、埋没式重瞼術で何度もはずれてしまう方や、くっきりと目立ったふたえまぶたを作りたい方には切開式重瞼術が適応となります。
まぶたの脂肪が多くて、埋没式重瞼術ではうまく重瞼腺が作れない、でも、たくさん切るのはいや、という方に適応となります。
脂肪を部分的に除去することが出来るので、すっきりとしたまぶたを作ることができます。
加齢により、まぶたの皮膚がたるんできた、目の周りをすっきりさせたい、という方にお勧めです。
下瞼のたるみ、脂肪の突出を改善する手術です。結膜から行う手術ですので、皮膚側にキズがつかないことがメリットです。
蒙古ひだが深く入り込んでいる方に適応となります。
切開できる幅には制限がありますが、1~1.5mm程度目の大きさを広げることが出来ます。
くちびるの厚さが気になる場合、くちびるの内側の方から唇の一部を切り取って、形態を整えることが出来ます。
逆に、くちびるの薄さが気になる場合には、ヒアルロン酸の注入により、厚みを得ることが出来ます。
鼻をたかくするには、プロテーゼによる隆鼻、自家組織による隆鼻、ヒアルロン酸による軽い隆鼻があります。
当院では、ヒアルロン酸による軽い隆鼻を行っています。
ヒアルロン酸は約半年で吸収される性質があるため、約半年に一度の注入を繰り返すことになります。
隆鼻には興味があるけれど、プロテーゼを入れる勇気もないし・・・という方にはお勧めの治療です。
外性器についての悩みは、なかなか人に相談することも出来ず、一人で悩まれていることも多いと思います。その中でも一番多いのは小陰唇肥大と言われています。
形については、人それぞれですので必ずしも手術の適応になるとは限りませんが、下着にすれて不快感を感じる、イスや自転車に乗ったときに痛みを感じる、などの症状がある場合には、手術で一部を切り取って小さくする手術が適応となります。
手術は局所麻酔をかけて行いますので、手術中には痛みは感じません。
両側で30分から40分で終わります。
カウンセリングから、手術、検診、すべての処置を女医である院長が行いますので、安心してお任せください。